偽装者

ともに守らむ愛しき者を 後編 (『偽装者』 #41以降)

 ←ともに守らむ愛しき者を 中編 (『偽装者』 #41以降) →心満つ (『花千骨』 #50以降)
よかった、前中後でどうにか終わったwww

 「阿誠は?」
 家に着くなり、出迎えた明台と錦雲に訊ねる。
 阿香は昨夜のうちに、蘇太太のところへ使いに出してある。さすがに瀕死の状態の阿誠を運び込むところなど、見せるわけにいかなかった。
 「眠ってるよ」
 そう言った明台は笑顔だ。ほっとして、明楼も笑みを返した。
 「食事はとったのか?」
 錦雲がかぶりを振る。 
 「でも、さっき点滴を打ちましたから。明日の朝はお粥くらい召し上がっていただきたいところですけど」
 明楼はうなづいた。 
 「大哥が帰ったって知らせてくる」
 階段を駆け上がろうとする明台を、明楼は思わず止めた。
 「眠っているんだろう?」
 「大哥が戻ったらすぐに起こせってさ」
 階段の途中で振り返った明台は、肩をすくめて茶目っ気たっぷりに眉を上げ、笑って見せた。
 脱いだ外套を錦雲に預け、明楼もゆっくりと階段を上がる。
 今日一日の、なんと長かったことか。
 まさか阿誠と二人そろって仕事を休むわけにもいかなかった。
 そばについていてやりたかったが、後ろ髪引かれる思いで明楼は仕事に出たのだ。
 案の定、阿誠はどうしたのかとあちこちで問われた。常に影のごとく明楼に寄り添っている阿誠の姿が見えないのは、やはり誰から見ても不自然なことのようだ。急な用で重慶へやったのだと、明楼は誤魔化した。
 一日中、気がかりでならなかった。
 錦雲はもう心配ないと言っていたが、今朝見た阿誠の寝顔は死人のように血の気がなく、息もかぼそかった。不安でならなかったのだ。

 部屋にはいると、阿誠は丁度、明台に支えられて身体を起こしたところだった。
 「你回来了」
 穏やかな口調と温かい微笑。それだけなら、もうすっかりいつもの阿誠だと、騙されそうになる。しかし、紙のように白い顔と、そこにうっすら浮かんだ脂汗、力のない声が、それを裏切っていた。
 「夕飯の支度、手伝ってくるよ」
 明台が、そう言って出ていった。
 明楼は上着を脱いでそばの椅子の背に掛けると、そっとベッドの端に腰かけた。身を捻るようにして、阿誠の額に触れた。手の甲で汗を拭ってやると、阿誠は少しくすぐったそうな顔をした。
 「有能な秘書に休まれて、大変だったろ?」
 そう言って阿誠が笑う。
 「ああ、そうだな」
と、明楼は返した。大変だったとも、と思う。阿誠が職務上、自分のそばを離れることは、何も珍しくはないのだ。だが、そんなときには必ず、阿誠は自分の留守中の段取りを調えていく。部下たちに細かく指示を与え、決して明楼が困ることのないように、微に入り細を穿つがごとく手配してから出かけるのだ。突然の不在など、これまでなかった。それだけに、部下たちは右往左往し、明楼をますます疲れさせた。
 阿誠の手が、明楼の頬へ伸びる。今日一日の疲れを労うように、その手が頬にあてがわれた。 
 「明日は大丈夫だから」
 阿誠が微笑む。
 何が大丈夫なものか。そう言い返したかったが、実際、仕事に戻ってもらわねば、不審に思う輩も出る。とはいえ、こんな身体で、果たして務まるものか。返答に困っていると、阿誠が苦笑いした。
 「そんな顔しないでくれよ、大哥」
 怪我人に慰められるようでは、自分も焼きが回ったと思う。それでも、阿誠の笑顔が心強かった。 


   * * *


 「ほんとに大丈夫?」
 明台が心配そうに顔を覗き込んでくる。さっきからずっと、ついて歩いてくるものだから、邪魔なことこの上もない。
 「平気だ」
 痛み止めも打って、包帯もきつめに巻いてもらってある。あとは気力の問題だ。
 「しょうがないな。阿誠哥のかわりは、誰にも務まらない」
 そう言って明台が口を尖らせる。
 「そう簡単にとってかわられてたまるか」
 阿誠は笑った。自分ほど明楼を的確に補佐できる人間はいないはずだ。明楼の片腕の座を、やすやすと人にくれてやる気はなかった。
 大丈夫だ。
 歩き方にも、不自然なところはないはずだ。
 とりあえず今日一日、誤魔化しきれればよい。明日は明日のことだ。
 明楼が部屋から出てきた。
 心配そうな視線を、阿誠はふわりと笑顔で受け止める。
 「我们走吧」
 そう促すと、明楼も微笑んで頷いた。 


   *


 午後の執務が一段落し、度々鳴っていた電話のベルも落ち着いた。
 阿誠を少しゆっくりさせてやらねばと、書類の束を揃えながら振り返ると。
 「―――?」
 阿誠は自分の鞄を、その長い指でごそごそ探っていた。
 「阿誠?」
 重ねて呼んだが、返事をしない。いや、しないのではなく、する余裕がないのだと気づく。痛み止が切れたのだと、すぐにわかった。
 明楼は素早く立ち上がり、阿誠の傍らから鞄に手を突っ込んだ。
 「これだな?」
 注射器とアンプルを取り出す。
 「自分でできます」
 「うるさい。黙っていろ」
 阿誠は既に肩で息をしている。痛みのせいで指が震え、とても針など刺せまい。いつのまにか阿誠の顔は汗でぐっしょり濡れている。
 明楼は、部屋の扉に鍵を掛けた。
 それから阿誠の上着を脱がせ、袖口の釦をはずしてやる。執務机の端に腰かけさせておいて、アンプルから痛み止を注射器に移した。
 阿誠のシャツの袖をまくりあげると、肉薄な腕が、露になる。既に注射や点滴のあとで青黒い痣の出来ているのを痛々しい思いで見つつも、そこへ明楼は注射針を当てた。
 透き通った液体が、阿誠の腕に注ぎ込まれていく。やがて明楼は針を抜き、強張った身体を抱き寄せてさすってやった。
 「どうだ? 少しは楽になったか」
 「―――平気です。‥‥‥すみません」
 昼間の他人行儀な口調が、猶更いじらしく思える。
 阿誠は手の甲で汗をぬぐい、袖を直すと、上着を着て領帯を整えている。
 無理をさせているのは、ほかならぬ明楼が一番わかっていた。
 「明後日は公休日だ。今日明日と乗りきってくれれば、存分に休ませてやれる」
 明楼がそう言うと。すっかり取り澄ました表情を取り戻した阿誠が答えた。
 「休みは雑務処理に当てます」 
 あちらの、と小さく付け加える。あちら、とは地下党のことである。
 「你‥‥‥」
 明楼が反論する間もなく。
 阿誠は身軽くきびすを返すと、扉の鍵を開けていた。



   * * *


 翌日の晩である。
 明公館に戻ってきた明楼の車を、明台が出迎えた。玄関から出るときには、決して変装を忘れない。『孤狼』亡きあと、明家に間諜の入り込む気配はないが、用心は怠らぬにこしたことはない。
 車の運転席に明楼を見つけて、明台は眉をひそめた。
 いつもなら運転手を務める阿誠が、助手席でぐったりしているのだ。
 「阿誠哥?」
 覗き込んだ明台に、明楼が笑みを返してくる。
 「大丈夫だ。今週の公務を終えて気が弛んだのだろう」
 途中までは阿誠が運転していたのだと明楼は苦笑いした。
 「そら、着いたぞ」
 明楼に軽く頬をはたかれた阿誠が、少し身じろいだ。
 「ん‥‥‥」
 低く呻く。
 その声に、どこか甘えのようなものを感じて、明台はどきりとした。慌てて助手席側へ回り、阿誠を車から引き出してやる。
 「阿誠哥。掴まって」
 肩を貸してやり、家の中へ連れて入った。車に鍵を掛け、自分と阿誠の鞄を提げた明楼が、あとに続いてくる。
 「錦雲。錦雲」
 台所仕事をしている妻を呼ばわる。慌てて駆けてきた錦雲に、明楼は鞄と外套を預けると、自分はすぐさま明台から阿誠を引き剥がし、軽々とその体を抱き上げた。
 「大哥‥‥‥」
 阿誠が弱々しく抗議の声を上げたが、明楼はお構いなしだ。
 「部屋に運ぶから、悪いが診てやってくれ」
 錦雲にそう言って、明楼はそのまま二階へ上がっていった。それを見送りながら、明台は肩をすくめる。
 「さすが大哥。美味しいところをさらっていく」
 「あら」
と、傍らの明楼の部屋へ外套と鞄を置いてきた錦雲が、軽く明台を睨む。
 「そんなことが羨ましいなら、わたしが叶えてあげてもよくてよ?」
 悪戯そうに微笑む錦雲に、明台は笑った。
 「これは崔太太、失礼しました。わたくしめがお運びいたしましょう」
 勢いよく妻の身体を抱き上げ、そのまま数回、くるくると回ってやると、錦雲は声をたてて笑った。
 「いやね、明台。目が回るわ」
 「目が回るのは僕のほうだ。おっとっと‥‥‥」
 「危ないったら、もう」
 激しく抗議する妻をからかって、わざと大きくよろめきながら階段を上がった。そして。
 「しーっ」
 明台と錦雲は、どちらからともなく指を口元に当てて声をひそめた。
 阿誠の部屋の、開け放された扉から、二人の言い争う声が聞こえてきたからだ。
 「どうして明日一日くらい大人しくしていられないんだ」
 「片付けておきたい用がいくつ滞っていると? 大姐から引き継いだ仕事も放ってはおけないだろう?」
 「雑用くらい明台に任せておけ!」
 不意に自分の名が出て、明台は「え、僕?」と目を瞠った。
 ぷっと錦雲が笑う。
 「頼むから、明日は大人しく傷養生していてくれ」
 しまいには明楼が泣き落としにかかっている。
 可笑しいやら気の毒なやらで、明台は助け舟を出すことにした。
 「大哥のいうことも聞いてやれば?」
 「明台」
 二人の兄が振り返る。
 「雑用は不肖の弟めにおまかせあれ」
 大袈裟に恭しく腰を折って見せた。
 「生憎、大姐の仕事は、表だって動けない僕では務まらないけどね。そっちは週明けでも構わないだろ」
 思わぬ援軍に、明楼が勢いづく。
 「聞いたか。頼もしいことこのうえもないじゃないか」
 それでも阿誠はうんと言わない。
 「駄目だ。明日あたり阿香も戻ってくる。寝てなどいられるものか」
 「阿香には風邪をこじらせたとでも言っておけばいい。休みの日に寝ていたからと言っていちいち疑う女か?」 
 これではきりがない。とても自分では仲裁は務まらぬと見て、明台はこそこそとその場を逃げ出した。幸い、兄たちは口論に夢中で、明台のことなど既に眼中にないようだった。
 「診察は必要なさそうだ。ぼくたちはゆっくり食事でもしよう」
 「そうね」
 明台は錦雲の肩を抱いて、阿誠の部屋を後にした。
 
 

   * * *


 
 「大哥」
 少し甘えたような声で、阿誠が言った。
 「なんだ?」
 ベッドの端に腰かけたまま、明楼は少し憮然として返す。
 怪我人相手に、少々熱くなり過ぎたと反省はするが、阿誠の頑固さには閉口する。もう一言二言、言ってやろうかと息を吸い込みかけたとき、阿誠が先に口を開いた。
 「―――ほんとうに、もうあまり心配しないでくれ」
 その声があまりにつらそうで、明楼は言いかけた言葉を飲み込んだ。
 阿誠はうなだれ、そしてその綺麗な手で顔を覆う。
 「見たくないんだ―――。気弱になった『毒蛇』の姿なんて」
 ずきり、と明楼の胸が痛んだ。
 『毒蛇』などという代号の、なんと今の自分に似合わぬことか。明楼自身が、それを一番心得ていた。
 「―――置いていかないから」
と、阿誠が言った。
 「え?」
 「俺は大哥を、置いていったりしない」
 弱々しいが、毅然とした声で阿誠はそう言った。
 「大姐のことは、尊敬してる。大恩もある。感謝しているし、誰よりも大好きな姉さんだった。でも―――」
 「‥‥‥でも?」
 明楼は、阿誠の方へ身体を寄せた。そして、阿誠の頭を抱き寄せてやる。阿誠は素直にもたれかかってくる。そして、
 「‥‥‥俺たちを置いていったことだけは、腹が立つ」
と、つぶやくように言った。  
 「阿誠」
 「俺たちを遺して、自分だけさっさと逝った。―――それだけは許せない」
 顔を覆った阿誠の長い指の間から、涙が伝い落ちる。
 明鏡を失ってつらいのは、何も自分だけではなかったのだと、今更ながら明楼は思った。
 阿誠は細く嗚咽を漏らしながら言った。
 「わかってる。―――大姐は、俺たちを守るために身体を張ったんだ。そして明台を庇って銃弾を受けた。大姐にとって明台は命の恩人の忘れ形見だ。その明台を、自分の命を盾に守った。本望だろう。―――明台だけじゃない。大姐のおかげで、俺たちも窮地を脱したんだ‥‥‥」
 そんなことは百も承知なのだと阿誠は泣いた。それでも苦しいのだと。失いたくなかった。守りたかった。そう言って泣く。
 (守りきれなかった)
 この苦い思いは、生涯消えることがない。
 阿誠も。明台も。兄弟三人がそれぞれに、大姐の命の重みを背負っていかねばならない。
 「俺は絶対―――、大哥にこんな思いはさせない」
 阿誠は涙を拭ってそう言った。
 「大哥をおいて、死んだりしないから。だから‥‥‥」
 阿誠の細い指が、明楼の胸元にすがる。
 「お願いだから、安心してくれ。安心して、まえの大哥に戻ってくれ―――」
 見上げてくる阿誠の黒く濡れた目が、明楼をとらえて離さない。
 「俺たちを‥‥‥、守ってくれるんだろう? この国を、俺たち弟を‥‥‥」
 阿誠の太い眉が、ぎゅっと寄せられた。心から、訴えているのだと知れる。
 「じっとしていれば無事でいられると? そうじゃないだろう? 守ってくれる気があるのなら、自分から動かなくてどうするんだ?」
 「阿誠、わたしは‥‥‥」
 どう言い訳してよいか、わからなかった。
 「俺たちのために、今まで命の危険も省みず、漢奸と後ろ指差されることにも耐えてきてくれんだろう? 心のすり減る思いで幾つもの仮面をかぶって、戦ってきてくれたんだろう?」
 胸に響く言葉だった。明楼の苦悩を、ずっとそばで見てきた阿誠の言葉であればこそ、明楼には重かった。
 「なのに、どうして。今になって弱腰になる? そんなことを、大姐が望むと?」
 ほんとうは。
 とうにわかっていたのだ。
 大姐の望み。
 大姐が弟たちに託した思い。
 それなのに。

 思わず。
 阿誠の細い身体を抱きしめていた。傷に障らぬよう、緩く、しかし深く抱え込んだ。腕の中で、阿誠が言う。
 「俺にも、明台にも、大姐の死は大きい。大姐を守れなかった後悔を抱えて生きていくんだ。でも―――」
 阿誠は苦し気に息を継いだ。そして、また一筋、新たな涙がその眼からこぼれる。
 「―――だからこそ、守りたい。‥‥‥大哥を、明台を。もう‥‥‥、もう誰も、喪いたくないんだ」
 心が、震えた。
 いつの間に。
 弟たちは、こうも成長したのだろう。
 自分が悲しみの底で立ち止まる内に、愛するものと向き合い、この国の明日をも見据える力を、身に着けたのだ。
 「―――大哥は、‥‥‥俺たちを、守ってくれるだろう?」
 阿誠の澄んだ瞳が、まぶしかった。ただひたすらに自分を信じてくれるこの瞳に、こたえなくてなんとしよう。
 自分たち兄弟が歩む道は、決してなだらかではないだろう。けれど。
 (大姐。貴女の育てた子供たちは、こんなに立派になった)
 初めて出会ったとき、阿誠も、明台も、あれほど幼かったものを。もう、翼の内に抱え込んでいることはできぬのだと。明楼は改めて思った。
 弟の、頬の涙をふいてやる。
 「私と共に―――、来てくれるのか?」
 そう尋ねると、阿誠の顔が忽ち明るくなった。
 嗚咽を堪えて唇を引き結び、阿誠はこくこくと幾度もうなづいた。
 やがて、ようやくその唇を開く。
 「俺も明台も、‥‥‥どこまでも一緒だ、大哥。だから‥‥‥」
 ひそやかに。
 『別怕』と。
 震える唇が、そう言った。
 おそれることはないのだと。
 共に歩めば―――。

 「―――够了」
 もう、充分だ。
 これ以上、言わせる必要もない。
 身も心も傷を負って、それでもこの自分を支えてくれようとするこの弟を、失望させてはならない。

 「大哥‥‥‥」
 阿誠の細い両腕が、明楼の首に巻き付いてくる。

 ―――愛しさに、胸が熱くなった。  

 
 
   * * *



 「阿誠哥。今日も休まず働くんじゃなかったのか?」
 見舞いに来た明台が、笑いを含んでそんなことを尋ねてくる。
 「うるさい」
 立ち上がれないのだから、しかたがない。
 「あーあ。僕なら、もっと優しくできるのに」
と明台がにやにやする。
 「你っ」
 思わず枕を投げつけたが、憎らしいことにいともたやすくよけられた。それにひきかえ、こちらは胸の傷が痛むやら、腰に響くやらで、枕など投げたことを後悔する羽目になったが。
 「兄弟喧嘩なら外でしろ」
 顔を見せた明楼が、そんなことを言う。
 外で相手になれるくらいなら、とうにそうしている。大体、明楼とて、家の中で明台と大げんかをしてどれだけ調度品を壊したことか。
 (第一 ‥‥‥) 
 今日、こうして腰も立たぬありさまなのは、誰のせいか。
 まるで悪びれぬ様子の明楼に、ほとほと呆れる。
 傍らでくすくす笑う明台にも腹が立つ。
 だが。

 「阿誠哥も元気そうなことだし。僕はそろそろ上海を出ないとな」
 明台が、そう言った。
 ふっ、と阿誠は目を細める。
 「次は、どこへ?」
 ちら、と明台が明楼の顔を窺った。
 明楼の顔に、さっと見えぬ面紗がかかったように見える。
 「―――南京だ」
 明台もまた、無邪気な弟から毒蠍へと変貌を遂げた。
 「すでに黎叔が南京入りしている。合流して、指示を待て」
 明楼の言葉に、明台が片頬に不敵に笑みを浮かべた。

 『毒蛇』による新たな作戦が、―――動き始める。

 この国の、明日のため。
 大姐のつないだ未来のために。
 
 兄弟が、互いを守り抜くために。

 ほんとうの安らぎが訪れる日まで―――。
  
 
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